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ぐるりのこと
カナオ(リリー・フランキー)と翔子(木村多江)の周り(ぐるり)には、他人に対して不寛容、無関心な言葉が飛び交っている。そしてそのような不寛容な空気が、子供を亡くして落ち込んでいる翔子の心を押しつぶしていく。 彼らの一人一人は特別な悪人ではなく、私たちの周りでも見かけるような少しばかり身勝手な人たちだが、彼らの小さな言動の一つ一つが、時代の空気を作り出していく。

カナオが法廷で描き続けている被告人たちは、どんなに異様に見えようとも、どこか異世界からやってきた怪物ではない。彼らはこの不寛容な時代が生み出した怪物であり、私たちの周り(ぐるり)で育った人たちなのだ。

そんな生きにくい雰囲気の中で、親との関係もうまくいっていない二人にとって、夫婦の関係が自分たちを支える最後の拠り所となる。長回しの撮影で写される、相手の良いところも悪いところも受け止めるような夫婦のやりとりがこの映画の一番の見どころだろう。特に鬱の一番ひどい状態の翔子をカナオが受け止める場面はすばらしい。

私たちは世界を今すぐ変えることはできない。カナオは周りの人間の冷たい態度を自然体である程度受け流すことができ、世間の悪いところも冷静に見つめ続ける画家の目を持っている。一方きまじめな翔子は周りの無神経な言動に対してうまく距離を取ることができないのだが、茶道を学び絵を描くことで、身体と心のリズムを取り戻していく。翔子の見る世界が色を取り戻していく過程を、彼女の描く絵を見せることでうまく表現している。

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【2008/12/24 06:38】 URL | 日本インターネット映画大賞 #Rvg159bI [ 編集]

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【2013/05/25 10:32】 | # [ 編集]


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