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Author:fumiya
30代。独身。眼鏡。超短髪。あごひげ少々。映画館に通うのが趣味。コメントやトラックバックはお気軽に。

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バンテージ・ポイント
複数の視点から銃撃事件を見るために、時間が何度も巻き戻される。推理ものでは事件を回想場面で繰り返し描写することがあるものの、映画の時間は普通前に向かって進んでいく。だからこの映画の時間感覚は独特のもので、あれ以上巻き戻しを繰り返されるといらいらさせられたと思う。しかし映画は90分の枠に収められ、登場人物の背景の説明なども極力省略されていて、そこがこの映画のテンポの良さを生み出している。社会派の映画ならはテロリストの社会的背景、人間ドラマだと主人公の家族関係などを挿入することが多いけれど、この映画は事件の現場を映し出すことに集中している。主人公(デニス・クエイド)のシークレットサービスとしてのプロ意識、黒人観光客(フォレスト・ウィッテカー)の子供への思い入れ、テロリスト(サイード・タグマウイ)の緻密な計算、結束、非情さ、大統領(ウィリアム・ハート)が抱く政治理念、テレビスタッフ(シガニー・ウィーバー)の的確な仕事ぶりなど、各人物の特徴的なところを簡潔に描いていて、登場人物が多くてもあまり混乱することがない。

いったん巻き戻しがすむと、あとはカーチェイスなどのアクションが続く。銃撃、爆破で混乱した状況、その中で複数の出来事が同時に進行していく様子が描かれる。巻き戻しの時と違って、今度は次に何が起こるか予測しにくい展開に目が離せない。

一人の少女の身に起こる一瞬の出来事に向かって、すべてが収束していく展開もおもしろい。少女がアイスクリームを買ってもらったとき店の中の男性と目があったこと、広場で黒人観光客とぶつかり言葉を交わしたこと、そんなささいな出来事が少女の運命を左右する大きな意味を持っていたことに、最後に気づくことになる。

バンテージ・ポイント
バンテージ・ポイントバリー・レヴィー 高橋 結花


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