プロフィール

fumiya

Author:fumiya
30代。独身。眼鏡。超短髪。あごひげ少々。映画館に通うのが趣味。コメントやトラックバックはお気軽に。

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

FC2カウンター

Kinetic Vision
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブラック・ダリア
ブライカート刑事(ジョシュ・ハートネット)のいる世界はすべてが二つに分裂している。ボクサー時代の好敵手、現在の相棒ブランチャード(アーロン・エッカート)は自分とは正反対のタイプだ。氷と炎。しかしそれは鏡像のように似ているとも言える。彼らはかつてリング上で向かい合い、今はケイ(スカーレット・ヨハンソン)という美しい女性を挟んで向かい合っている。

そんな二人の前に、二つに切断され、口を引き裂かれた女性の死体が登場する。ブラックダリアと呼ばれるこの女性(ミア・カーシュナー)の登場をきっかけに、ブライカートのいる世界は分裂を繰り返し崩壊していく。ブランチャードはブラックダリアと呼ばれる女性の死体に、殺された妹の姿を重ね合わせ、異常な執念で事件を追おうとする。ケイの体にはBDの文字が刻み込まれている。ボビー・デウィット/ブラック・ダリア。ブライカート、ケイ、ブランチャードの、それなりに安定していた三角関係は崩壊していく。

分裂は加速していく。ブラック・ダリアに似た、富豪リンスコット家の長女マデリン(ヒラリー・スワンク)という女性の登場。今度はブライカート、ケイ、マデリンの三角関係が形成される。体にBDと刻まれた女性と、BDに似ている女性の間で揺れ動くブライカート。さらに、リンスコット家にも秘密の三角関係がある。ボビー・デウィットの出所によって、ケイとブランチャードの間にも三角関係が生じる。そして二人が一人を奪い合うとき、悲劇は起こり、三角関係は崩壊する。

ブライカートは生きているブラック・ダリアに会ったことはない。しかし、捜査を続けるうち、彼女のイメージが分裂、増殖してブライカートの世界を脅かす。オーディション・フィルム、ポルノ映画・・・出会った異性をことごとく誘惑しようとする女性。カラスが食いちぎった死体の肉片をばらまいているかのように、ブライカートが見る映画、絵画、あらゆるところにBDのイメージが現れる。

誰かを撮影すること。それは被写体を現実と虚像に分裂させることであり、ブライアン・デ・パルマは映画そのものの禍々しさをテーマにした犯罪映画を作ることに成功している。

ブラック・ダリア
ブラック・ダリアジェイムズ エルロイ James Ellroy 吉野 美恵子

おすすめ平均
stars消費社会の暗黒
starsハリウッド・バビロン 夢魔は現実となり、そしてまた夢魔の小説へ(映画公開間近)
starsエルロイ入門に最適です。
starsショージキ、疲れました
stars読み手をあざ笑うかのような巧みなストーリー

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://kinetic.blog60.fc2.com/tb.php/35-d4adf30f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『ブラック・ダリア』

監督:ブライアン・デ・パルマ CAST:ジョシュ・ハートネット、ヒラリー・スワンク、スカーレット・ヨハンソン 他「LAコンフィデンシャル」の作者ジェイムズ・エルロイが、実在の迷宮入り事件を基に書き上げた小説の映画化。1947年、ロサンゼルス。元ボクサーの警察 **Sweet Days**【2006/10/17 21:56】

『ブラック・ダリア』

----監督がブライアン・デ・パルマだよね。確かこの監督好きだったのでは?「うん。ただし、ぼくが彼に熱狂していたのは巨匠と呼ばれるようになった『アンタッチャブル』以前、まだ彼自ら<ヒッチコックの後継者>と名乗っていた頃のこと。デ・パルマは別名<映像の魔術師> ラムの大通り【2006/10/17 22:00】

ブラック・ダリア

世界一、有名な死体と、人間たちの闇。 悠雅的生活【2006/10/17 22:18】

ブラック・ダリア/ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソン

原作は実在する猟奇殺人事件にヒントを得たジェイムズ・エルロイのノワール小説ということで、社会派なミステリー作品を想像してたんですけど、ちょっと違ったようです。劇場予告編と実際の中身にちょっとしたズレを感じるんですけど・・・出演はその他に、アーロン・エ.... カノンな日々【2006/10/17 22:23】

『ブラック・ダリア』

  『ブラック・ダリア』 若き2人の刑事の運命を狂わせ、関わる者全てを虜にした「ブラック・ダリア事件」の真相とは―――? 序盤はつまらなかったんですよ。CMで”世界一有名な死体になった彼女を人はこう呼んだ”みたいな事言ってるじゃないですか 唐揚げ大好き!【2006/10/18 02:49】

『ブラック・ダリア』

予告編でかなり期待していた作品でした。実際にあった事件を元に書かれた小説の映画化ですが、脚本よりもブライアン・デ・パルマ的映像にかなり期待していたのです。 映像と音は言葉にできないけれど【2006/10/18 07:11】

「ブラック・ダリア」(アメリカ 2006年)

第二次世界大戦後まもない1947年ロサンゼルス。 市内の空き地で腰から2つに切断された若い女性の 惨殺死体が発見される。 その女性エリザベス・ショートはブラック・ダリアと呼ばれた・・・。 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常【2006/10/18 15:35】

ブラック・ダリア

「ブラック・ダリア」 THE BLACK DAHLIA/製作:2006年、アメリ 映画通の部屋【2006/10/19 19:43】

何でもあり!の娯楽サスペンス映画。『ブラック・ダリア』

40年代のロサンゼルスを舞台に、女優志望の女性が惨殺された事件を追う刑事の物語です。 水曜日のシネマ日記【2006/10/19 21:04】

ブラック・ダリア

『ブラック・ダリア』(The Black Dahlia)は、2006年のアメリカ映画。ジェイムズ・エルロイの同名小説でLA4部作の第一作目「ブラック・ダリア」が原作。監督はブライアン・デ・パルマ。全米公開に先駆けて2006年8月30日より開催の第63回ヴェネチア国際映画祭のコンペティショ 気になる言葉【2006/10/19 22:27】

「ブラック・ダリア」:東京国際フォーラム前バス停付近の会話

{/hiyo_en2/}東京国際フォーラムってよく映画の試写会が開かれるわよね。{/kaeru_en4/}ワールド・プレミアっていうやつな。日本映画で日本人しか来ないのにワールド・プレミアって名づけたりして。あの史上最低映画のひとつ「男たちの大和」もたしかここで試写会を開いたは 【映画がはねたら、都バスに乗って】【2006/10/19 23:31】

「ブラック・ダリア」

公式サイトシネマイクスピアリ、公開7日目初回です。 シアター12(361席)、10:30に到着。 R指定が付いているからか、若人のグループが多かったですよん。 Puff's Cinema Cafe Diary【2006/10/22 17:08】

ブラック・ダリア

世界一 有名な死体は 其は誰や  ひとえに、またスカーレット・ヨハンソンを観ようと思って、でも、ウディ・アレン監督の「マッチ・ポイント」をついつい見過ごしちゃったあ。ありゃりゃあ、こりゃいかん。そう思ってね、これを観たのよね。 共にボクサーとしての経歴 空想俳人日記【2006/10/22 22:57】

ブラック・ダリア

ブライアン・ビッチコック  ブライアン・デ・パルマの面白さとは何か、ふと思い出したように振り返ったとき、それは一体なんなのだろうと考え込む。デ・パルマの映画より面白い映画はいくらでもあるし、デ・パルマがガチの意味において一級の映画作家であるとも思えない。 秋日和のカロリー軒【2006/10/23 15:01】

ブラック・ダリア 久しぶりのデ・パルマ作品だが・・・

 久しぶりのブライアン・デ・パルマ監督作品である。 ロサンゼルスで迷宮入りした猟奇的殺人、ブラック・ダリア事件を題材に「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイが書いた「ブラック・ダリア」の映画化である。 主人公の刑事役がジョシュ・ハー... シカゴ発 映画の精神医学【2006/10/26 10:16】

映画「ブラック・ダリア」(2006・米)

解説: 『L.A.コンフィデンシャル』の原作者としても知られるジェイムズ・エルロイの同名小説を『アンタッチャブル』の名匠ブライアン・デ・パルマが映画化。40年代のロサンゼルスを舞台に、女優志望の女性が惨殺された“ブラック・ダリア事件”を追う刑事ふたりの運命が描 どうせ誰も見てませんからっ☆★【2006/10/27 16:42】

「ブラック・ダリア」宣伝ほどのスキャンダラスな印象は薄い

「ブラック・ダリア」★★★☆ジョシュ・ハートネット 、ヒラリー・スワンク、スカーレット・ヨハンソン 主演ブライアン・デ・パルマ 監督、2006年アメリカ1947年の未解決事件をヒントに大胆な脚色と解釈をした作品。ハリウッドの裏通り、通称ブラック... soramove【2006/10/31 18:58】

ザ・ブラック・ダリア The Black Dahlia  久しぶりのデ・パルマ作品だが・・・

 久しぶりのブライアン・デ・パルマ監督作品である。 ロサンゼルスで迷宮入りした猟奇的殺人、ブラック・ダリア事件を題材に「L.A.コンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイが書いた「ブラック・ダリア」の映画化である。 主人公の刑事役がジョシュ・ハー... シカゴ発 映画の精神医学【2006/11/06 09:01】

ブラック・ダリア

「ブラック・ダリア」を観た。監督はブライアン・デ・パルマ。主演はジュシュ・ハートネット。原作はアメリカ文学界の狂犬と言われる、ジェイムズ・エルロイ。パルマ監督お得意のスリラーものと知って、一も u-SIDE【こらむ茶】【2006/11/09 08:11】

『ブラック・ダリア』~追憶の追憶~

『ブラック・ダリア』公式サイト監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:ジョシュ・ハートネット アーロン・エッカート スカーレット・ヨハンソン ヒラリー・スワンクほか 【あらすじ】(goo映画より)かつてはプロボクサーとして鳴らした、警官のバッキーとリー.... Swing des Spoutniks【2006/11/11 10:06】

『ブラック・ダリア』

'06.11.12 KT『ブラックダリア』@品川プリンスシネマ プレミアムシートエルロイの小説は未読だけど本屋で目にするたび気になってた。何度か手に取ったのに何故か未読。ブラックダリア事件は売れない女優エリザベス・ショートが惨殺されたという、実際に起きた未解決事... ・*・ etoile ・*・【2006/11/22 01:10】

◆『ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)鑑賞雑感

こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。さてさて、11月も残すところ1日と数分^^ほど……。今月の目標だった10エントリーは厳しくなって来たかなぁ~(笑)―さて、前回のエントリーでは、この9月以降に鑑賞した新作公開映画10本ほどを4つの区分の中に当てはめてみた訳なので 太陽がくれた季節【2006/11/30 15:17】

映画「ブラック・ダリア」

原題:The Black Dahlia1940年代後半、日本では戦後色も色濃い頃、へそのところで切断され、口は耳まで裂かれ内臓はないぞの全裸女性死体、実在事件に着想の小説映画化 元ボクサーの二人の刑事、チャリティーで催すボクシングの試合のシーンもそこそこに、ミステリ 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~【2006/12/07 00:59】

ブラック・ダリア

ブラック・ダリア DVD レンタル Check【2007/03/10 15:28】

ブラック・ダリア

 『世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎。』  コチラの「ブラック・ダリア」は、ハリウッドの伝説的迷宮入り事件に着想を得て書かれた「L.A.コンフィデンシャル」の原作者ジェームズ・エルロイの同名ベストセラー小説を映画化したR-15指定のクライム・ミステリーです... ☆彡映画鑑賞日記☆彡【2008/04/21 22:16】
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。