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Author:fumiya
30代。独身。眼鏡。超短髪。あごひげ少々。映画館に通うのが趣味。コメントやトラックバックはお気軽に。

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Kinetic Vision
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デス・プルーフ in グラインドハウス
女の子たちは携帯を持っているようなのでこれは現代の話だが、意図的につけられたフィルム傷やコマ飛びのある画面は昔の映画を想起させる。それはまるで、時代遅れの格好をしたスタントマン・マイク(カート・ラッセル)の世界に現代の女の子たちが迷い込んでしまったかのようだ。そして女の子たち(ヴァネッサ・フェルリト、シドニー・タミーア・ポワチエ、ジョーダン・ラッド)が延々と続ける意味のない会話が耳に心地いい。もちろん、そこに意味を求める人にとっては退屈きわまりないのだろうが、ここは女の子たちの会話の声とリズムを耳で楽しむ場面だ。

刺激的なことを求めている女の子たちにとって、同年代の男の子たちは退屈だ。だから、奇妙な格好をした謎のスタントマンが現れたとき、彼女たちは彼に興味を惹かれてしまう。孤独な殺人鬼と若者たちの遭遇というのは、B級映画で繰り返されてきたパターンだが、ここでは酒場で繰り広げられる男女間の挑発と誘惑がすばらしい。

後半、別の女の子たち(ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン、トレイシー・トムズ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が登場するが、彼女たちの、会話も前半同様内容よりもはしゃぐ声が耳に心地いい。女性の観客なら、なぜピンクのTシャツを着たスタントの女の子がみんなに頼りにされていて、黄色のチアリーダーの格好をした女の子がドライブのメンバーから外れてしまうのか、感覚的によく分かるんじゃないだろうか。

スタントマンマイクと女性たちとの関係が、狩るものと狩られるものとして描かれてきたので、終盤のカーチェイスでそれが逆転する場面は非常に盛り上がる。草むらに放り出されたゾーイがひょこっと顔を出してニコニコしながら車に寄ってきて、そして鉄パイプを持って車に箱乗りして逆襲に向かうところは、本当に格好いい。前作もそうだったけれど、タランティーノは女の子たちを魅力的に撮る人だと思う。

グラインドハウス ~デス・プルーフ&プラネット・テラー~ ビジュアル&メイキングブック
グラインドハウス ~デス・プルーフ&プラネット・テラー~ ビジュアル&メイキングブックエンタテイメント書籍編集部


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