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Kinetic Vision
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パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
海賊たちの汚れた服装や木製の帆船、海賊たちが暮らす猥雑な空間など、美術スタッフが作り上げるこの映画の雰囲気に引き込まれる。デイヴィ・ジョーンズの墓場やクライマックスの大渦巻きでの決戦など、特撮も見応え十分だ。

一方、ドラマ部分は三時間弱で駆け足で各エピソードを収束させている。エリザベスの父(ジョナサン・プライス)や元婚約者(ジャック・ダベンポート)などもあっという間に退場するし、前作で悪魔的存在だったディヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)は今回妙にスケールが小さくなったように思える。ベケット卿(トム・ホランダー)にそれを越える悪役としてのスケールの大きさはあまり感じられない。新キャラとして登場するサオ・フェン(チョウ・ユンファ)も個性を発揮する前に出番が終わってしまったような印象だ。主要キャラが裏切ったり元に戻ったりする動きも、慌ただしくて駆け引きとしての面白さはあまり伝わらない。

クライマックスでの戦闘シーンと箱を取り合うアクションはとても面白く、途切れることのない一連のアクションを通して各主要キャラの運命が決定されていく。特にエリザベス(キーラ・ナイトレイ)とウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の運命がプロポーズから予想外の結末へとこの一連のアクションの中で大きく変化するところは、一番の見所となっている。

キャプテン・ジャック・スパロウを演じるジョニー・デップのコント的演技は相変わらず健在だが、手間のかかった一人芝居の場面よりもバルボッサ役のジェフリー・ラッシュやギブス航海士役のケヴィン・R・マクナリーとのやりとりの方が面白い。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
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最初と最後に前作を思わせる乱闘シーンはあるが、主人公たちはもう大人になっていて、道を歩くごとに小競り合いを起こすような状況ではない。しかし社会人になっている主人公たちは前作よりも現実的な困難に直面している。アンソン(井坂俊哉)は子供の抱える難病のため大金を調達しなければならない。キョンジャ(中村ゆり)は芸能界の中で差別と戦いながら自分の居場所を見つけようとする。前作の沢尻エリカと塩谷瞬の若々しい恋愛と違って、彼女と芸能人野村(西島秀俊)やプロデューサー三浦(ラサール石井)との関係はもっと苦く現実的でロマンスには発展しない。

1970年代の物語と平行して、1944年の戦争が描かれる。今回主人公たちの乱闘シーンが幼稚なケンカに見えてしまうのは、この戦争シーンがかなりリアルに描かれているからだろう。そしてこのリアルな戦争シーンは劇中でキョンジャが出演する愛国映画のバカバカしさを強調する。泥だらけで生き残ることと、「美しく」死ぬことが対比される。徴兵から逃げてヤップ島の戦場を生き残ったジンソン(ソン・チャンウィ)からアンソン、キョンジャ、そしてチャンス(今井悠貴)へと命が受け継がれていく。

日本人でありながら在日の家族に受け入れられていくという、前作で塩谷瞬がやった役割を、今回は佐藤役の藤井隆がやっている。相手に警戒心を持たせず、初めから家族的な存在として受け入れられていくというこの役は、藤井隆によく合っていたと思う。テレビで見せている顔とは少し違う、真面目で優しく家庭的な部分が出ている。

複数のエピソードの中で、キョンジャの直面する結婚、仕事に関する困難が最も身近で現実的なものであり、だからこそこの映画で最も輝いているのは彼女ではないだろうか。彼女には幸福な結婚も乱闘での勝利も訪れないが、プライドを持って生き続ける芯の強さを持っている。前作のあふれるようなエネルギーとは違う魅力が、この映画にはある。

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復讐する側であり同時に復讐される側でもあるという、複雑な立場にピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は立たされる。伯父殺しの真犯人が脱獄囚フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と分かり、ピーターは復讐心を燃やす。一方、親友だったハリー(ジェームズ・フランコ)は父の復讐を果たすためにピーターをつけねらう。この復讐の輪はさらに広がり、ピーターに恨みを持つカメラマンエディ(トファー・グレイス)もピーターを狙う。

復讐のシンボルカラーは黒。ハリーはゴブリンの黒いスーツに身を包み、アメリカ国旗のカラーだったスパイダーマンのスーツも寄生虫のせいで黒に染まる。MJ(キルスティン・ダンスト)にふられたと思いこんだピーターは新しい恋人と黒いスーツに身を包んでMJが働く店に顔を出す。エディもピーターに復讐を誓い黒い怪物に変貌する。復讐心に燃えているとき、彼らは自らの攻撃性、暴力性を抑制できない。アメリカ国旗カラーの健全な正義のスパイダーマン、攻撃性を押さえられない黒いスパイダーマン、中東の砂漠を思わせるサンドマン、アメリカ大統領が9/11の後に言った言葉「復讐」、その対極にある「許し」・・・サム・ライミ監督はこの人気シリーズの最後に政治的なメッセージを読み取れる作品を作り上げた。

ただ悪役をやっつけることがこの映画のクライマックスではない。この黒い復讐の連鎖を断ち切ること、これが主人公たちが達成すべき使命となる。だからハリーとピーターは、戦いの結末がどうであれ、この使命を達成したという点で勝利者なのだ。1作目から続く復讐劇を最後まで演じきったハリー役のジェームズ・フランコはこの映画の影の主役といえる。最後の対決シーンでゴブリンが現れる場面はこの映画で一番盛り上がる場面になっている。

しかし、明快なメッセージ性を持つ三作目は、娯楽映画のストレートな面白さという点では前作に劣るかもしれない。ピーターとMJとの物語は前作の最後でほとんどクライマックスを迎えていて、今回の二人のすれ違いは前作ほど感動的なものにはなりにくい。また、悪役が何人も登場するが、前作のアルフレッド・モリーナほどの存在感はない。悪役が複数いるため、主人公との対決に向けて盛り上がりに欠けるところもある。ただ、これはあまりに出来のよかった前作と比較してのことで、最近のハリウッド映画の中で飛び抜けて面白い映画であることは間違いない。

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